事務職の経験は仕事にも趣味にもフルに生かせます!
…と勢いよく申しましたが、以前はOfficeのスキルや、展示会運営をした営業事務の経験がまさか趣味の役に立つ日が来ようとは考えもしませんでした。
この記事では、本を企画制作しイベント出店したエピソードを交えて、Officeの活用事例を紹介いたします。
目次:
本を制作した経緯
趣味にしている囲碁(弱いですが…)は、競技人口が減る一方で、若い人にはあまり振り向いてもらうことができていません。
かねてから、このままでは将来的に囲碁を打つ仲間がいなくなってしまうのではないか、といち囲碁ファンとして危機感を抱いていました。
そこでSNS上で囲碁に関する発信を行うこと始め、折しも文学フリマ東京の開催がありましたので、少しでも囲碁を知ってもらうために出店を決めました。
このような経緯で囲碁入門の同人本を企画制作し、文学フリマ東京にて頒布いたしました。
表紙の制作
それでは、Officeソフトをどのように活用したのかを順にご紹介して参ります。
まずは表紙の制作についてです。
使用ソフト:PowerPoint
使用画像:いらすとや
参考書籍:「3色だけでセンスのいい色」(インプレス)
本来であれば、デザイナーさんはillustratorを用いて表紙を制作するのが一般的と思われますが、私は残念ながらillustratorは持っていませんし、使えません。
そこで、代わりにPowerPointを使いました。
Wordよりも配置がしやすく、図やイラストを用いるのならPowerPointが使いやすいと思います。
出来上がったのはこちらです。
だいぶ簡素な仕上がりですよね。
それでも、可愛らしさがあって、囲碁の取っつきにくさを感じさせないようなイメージにしたいな、というのは自分なりには考えていました。
初めてこういった制作に取り組んだ当時の私とってはこれが限界ですね。
せめて色合いだけでも「良い感じ」にしたいと思い上記の参考書籍からイメージに合う色を選びました。
先に申し上げた通り、私はデザインも、イラストを描く力もソフトも持ち合わせいない上、予算の都合上プロに依頼する費用を捻出することできませんでした。
とはいえ、趣味の同人本ですから私自身はわりと納得して入稿しました。(ご覧くださっている方の目は厳しいかもしれませんが…)
本文の作成
同人本の大部分を占める本文の制作について紹介いたします。
使用ソフト:Word(本文)、PowerPoint・Excel(図)
挿絵画像:いらすとや
フォーマット作成のポイントをまとめました。
・B5サイズの本を制作しましたので、段組みを2段にしました。
・必ずページ数を入れます。フッターに入れる位置を確保します。
・余白はWordの初期設定で大丈夫だと思います。ただ、それ以上狭くするのはおすすめできません。
・最初に定型を作成してから、次ページ以降はそれをコピーして使っていくようにすると良いと思います。
・図を入れるときには「配置ガイト」を表示して位置を揃えると良いでしょう。
出来上がりはこちらです。
本文内にある碁盤の図はエクセルで制作したものです。
それを更にPowerPointで碁石や文字等を配置し、画像化しました。(PowerPointは図を画像として保存することができます)
付録の制作
巻末に付録をつけることを思いつき、制作してみました。
使用ソフト:PowerPoint(全体)、Excel(図)
切り取って使える付録を巻末に付けました。(これが決めてとなって購入してくださった方もいらっしゃったので、がんばった甲斐がありました)
出来上がりはこちらです。
入稿の注意
作成したファイルは全てPDF化して業者さんへ入稿しました。
ファイルの作り方や入稿の流れは、業者さんのWEBサイトで詳しく解説がありますので事前にしっかり確認する必要があります。
早割を設定している業者さんもあります。私が依頼したところも早割がありましたので、早めに入稿し、少しですが費用を抑えました。
SNSでの告知・会場のPOP
使用ソフト:PowerPoint
SNS: Twitter , Instagram
会期前に数回にわたって告知を行いました。なるべく目に留めていただけるように告知用の画像を用意しました。
また、会場のテーブルには大小のPOPを設置しました。
出来上がりはこちらです。
テーブル上の配置は、事前に実際に置いてみることで決めておきました。
案外、頭の中のイメージ通りにはいかないこともありますし、準備することで当日の設営がスムーズになります。
以上のように、同人本の制作は手持ちのOfficeでも十分に対応できました。
「○○したいけれど、わからない!」という時はGoogle先生に尋ねてみることで解決しました。
まとめ
Officeの特長を把握し、上手に使い分けすることた大切です。
制作中にも感じたのですが、まだまだ使いこなせていない機能があるのだろうと思います。
すごいですよね。
人生の縁がどこでどう繋がるのか、がんばったことがいつどんな時に実を結ぶのか、誰にもわからないものですよね。今取り組んでいることの積み重ねが未来を創り、新し道を切り拓くことに繋がるのかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。
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